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中級編

古文 文法18 推量の助動詞「べし」 打消推量の助動詞「まじ」

 

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「べし」「まじ」の意味はたくさんありますが、ちょうど正反対の意味になるので、セットで一気におさえてしまいましょう。「む」「じ」が全く同じ正反対の関係なので、四つセットでおさえていきましょう。お手持ちの古典文法書にも相関図があげられているはずです。

 

【助動詞「べし」「まじ」の意味】

推量・意志「む」の正反対に位置するのが、打消推量・打消意志「じ」でしたね。
「む」をさらに強めた助動詞が「べし」、「じ」をさらに強めた助動詞が「まじ」です。
助動詞「べし」の正反対に位置するのが「まじ」です。まず、「べし」の意味をおさえましょう。
「べし」は「す・い・か・と・め・て」って習いましたか?関東地方では「スイカ」だけれど、関西地方では「イコカ」になるのかな?

「べし」の意味

ス)推量 …~だろう・~にちがいない
イ)意志 …~しよう・~するつもりだ
カ)可能 …~できる・~できるだろう
ト)当然 …~はずだ・~べきだ
メ)命令 …~しろ
テ)適当 …~するのがよい

それをそっくりそのままひっくり返せば「まじ」になります。

「まじ」の意味

打消推量 …~ないだろう
打消意志 …~するまい
不可能  …~できない・~できないだろう
打消当然 …~はずがない・~べきではない
禁止   …~してはいけない・~するな
不適当  …~しないほうがよい

つまり、「べし」の意味をひととおりおさえたら、「まじ」は特におさえる必要はない。ひっくり返せばいいだけです。「べし」が「スイカトメテ」なら、「まじ」は「不スイカトメテ」ということです。
ゼッタイこの意味で訳すべき!といった厳密なものではないので、文脈に応じて「適当」に訳せればそれでOKです。

 →打消→ 
↓強意   ↓強意
べし→打消→まじ

図式化すればこんな感じになります。

 

 


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