【入門編 目次】
古文 文法入門1 自立語と付属語
古文 文法入門2 文節
古文 文法入門3 活用形
古文 文法入門4 動詞 活用の種類
古文 文法入門5 動詞 活用の種類の見分け方
古文 文法入門6 形容詞の活用
古文 文法入門7 形容動詞の活用
古文 文法入門8 係り結び(ぞ・なむ・や・か・こそ)
古文 文法入門9 助動詞の活用
古文 文法入門10 助動詞の接続
【はじめに】
まずはじめに、学校で使っている古典文法書を準備してください。
どの出版社でも解説していることは同じなので、どこのでもよいです。
本サイトでは、
・実戦で何が問われるのか?
・実戦でどう問われるのか?
・難関大、センター試験でどう出すか?
実戦に即した解説をしていきます。
まず『入門編』は高校1年生前後を想定し、用言の活用、助動詞の活用と接続をやっていきます。
そんなのとっくに…という受験生も、確認テストはやる必要がないので、ひととおり流し読みしてください。
「やった」レベルと、「わかっている」レベルと、「どう聞かれても点数にできる」レベルには雲泥の差がありますからね。
大学入試だから特別な勉強、ではありません。
基本となるのは、やはり学校の勉強です。
いろいろな推薦入試が行われていますが、まずは受験機会を増やす意味でも、定期考査にしっかり取り組み、評定をあげておきましょう。
学校の勉強をおろそかにして「近道」などありません。
反対に、学校の勉強さえしっかりやっていれば、偏差値を上げるのはさほど難しくありません。
そこから先は「優先順位」をつけて、出るとわかっているものを徹底的につめていくだけです。
それが『中級編』以降になります。
【優先順位を見極めよ!】
国語の成績を伸ばしたいなら、まずは古文、漢文をしっかり点数にすることです。
1.古文・漢文=時間かけずに点かせぐ!
その上で、
2.現代文(評論)=しっかり時間注いで点かせぐ!
です。
この優先順位を間違えないようにしましょう。
「国語だけは得意なんです…」
「現代文だけは得意なんだよな…」
このような受験生、いませんか?
まちがいなく第一志望を落とします。
なぜなら、やるべき最低限の事項をやっていないということを自ら言明しているからです。
前者は、英語、数学などの主要教科をおろそかにしている。
後者は、やるべきことが明確な古典をおろそかにして、現代文にばかり時間をかけている。他の人より時間をかけて現代文を解いているから、相対的に現代文の成績が良いのです。現代文が得意なのではない、古典をやっていないだけなのです。他の受験生が200点満点の国語のテストを受けている時に、自分だけ100点満点の国語のテストを受けることになります。
反対に、
「国語だけどうしても成績が伸びません…」
「現代文だけどうしても解き方がわかりません…」
という受験生は第一志望をとおっていきます。
この受験生は暗に「受験に必要な事項は習得している」と言っているからです。
英語ができあがっている帰国子女生、国立医学部をめざす理系の受験生、
「最後のワンピースとしての国語」
なら、容易に成績は伸びます。
なぜなら、他の受験生が英語、数学に割く時間を国語に割けるからです。
【第一志望にゼッタイ受かるという覚悟を決めよ!】
「あっ!」
受験生(高校3年生、浪人生)になって、古文の基礎があやふやなことに気づく。
「高校3年生なのに、助動詞の接続もわかってない…」
大事なのは、その事実から目をそらさないことです。
目をそらしたい人ほど「近道」を探すのではないでしょうか。
ただ、最速最短ルートはありますよ。
それは「実践」です。
ラクして近道を行こうなどと思わないことです。
「シンドイ…」「もうダメ…」
額に汗する人にだけ「最速最短」のルートはひらかれます。
だから、「なんとなく」勉強しない。
だから、ただやったつもりの「つもり学習」をしない。
「ゼッタイ受かるぜ!!」
第一志望校合格に対する覚悟を決めること。
後々、何度も言いますが、
「受験生、最後の最後は演習量勝負!」
どれだけの演習をこなせるかで第一志望校の合否が決まります。
アタマの良し悪しなどなどではない、「覚悟」があるかどうかの問題です。
腹をくくってやれば、助動詞の接続、活用など一時間もかかりません。
「見て」覚えようとしないこと。
「書いて唱えて、書いて唱えて…」五感をフル活用してアタマに叩き込む。
どうせすぐ忘れる。
でも次からは「覚える」ではなく「思い出す」作業になっているはずです。時間もかからなくなっていきます。
成績を伸ばすのにまず必要なのは、第一志望校を決めること、そして「覚悟」を決めることです。
多くの高校生は、
「とりあえず勉強しよう、そして成績が伸びたら志望校を決めよう」
という発想で勉強します。これがやったつもりの「つもり学習」です。目標設定が欠けているのです。
1.「第一志望校を決める」
2.「自分の実力を直視する」
3.「両者の差をつめるために学習する」
これが実戦的学習です。そのためには第一志望が決まってないとですよね。
「でも、合格できるかな…」
合格不合格は、「結果」であって「前提」ではありません。
「前提」にあるのは「目標」です。目指さないことには何も始まらない。行けるかどうかなんて関係ありません。
「どうしても行きたい、そして○○になりたい!」
だから、やる。やればやるほど行きたくなる。だから、もっとやる。もっとやれば、ますます行きたくなる。だからもっともっと…
このモチベーションの「しり上がり」構造が第一志望校合格のカギになります。
安易な合格の近道などない、ということです。
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