古文の文法・単語・敬語・読解 要点の参考書&問題集

古文のツボ

古文 文法入門5 動詞 活用の種類の見分け方

動詞の活用は覚えましたか?「書いて唱えて書いて唱えて…」でしたね。アタマで覚えられないなら、体で覚える。私はよくわかりませんが、ヒップホップのラップ調で覚えてもよいかも。かなり、見た目、恥ずかしいとは思うのですが…。
動詞の活用のさせ方で、接続する助動詞、助詞とセットでおさえる手もあります。古典文法書に必ずのっていますね。これはあくまで一例ですので、学校で教わったやり方、自分の覚え方がある人はそれに従ってください。

・未然形接続の助動詞「ず」
・連用形接続の助動詞「たり」
・終止形はマル「~。」
・連体形は体言(名詞)「とき」
・已然形接続の接続助詞「ども」
・命令形は命令する「~!」

で、「ず・たり・マル・とき・ども・!」
と覚えて、「書く」なら、
「書かず・書きたり・書く。書くとき・書けども・書け!」で、カ行四段活用とか、
「死ぬ」なら、
「死なず・死にたり・死ぬ。死ぬるとき・死ぬれども・死ね!」で、ナ行変格活用とかね。
「死ぬとき」「死ねよ」とか、やりがちですが、完了の助動詞「ぬ」が全く同じ活用をしますので、ココでしっかり覚えましょう。

【動詞の活用の種類の見分け方】

上一段・下一段・変格活用の動詞は、数が限られているので動詞をおさえてしまう。
でしたね。
ただし、「漢字」で覚えるように!かなで書けば、おなじ「きる」でも、「着る」はカ行上一段活用、「切る」はラ行四段活用です。

〈最低限おさえるべき動詞〉

・上一段活用…「着る」「見る」「似る」「煮る」「射(い)る」「鋳(い)る」「居(ゐ)る」「率(ゐ)る」「干(ひ)る」
・下一段活用…「蹴る」一語のみ。
・カ行変格活用…「来(く)」一語のみ。
・サ行変格活用…「す」「おはす」二語のみ。
・ナ行変格活用…「死ぬ」「往・去(い)ぬ」二語のみ。
・ラ行変格活用…「あり」「をり」「はべり」
「いまそ(す)か(が)り」四語のみ。

これらの動詞をおさえてしまえば、残るは上二段活用・下二段活用・四段活用を見分ければよい。
お手持ちの古典文法書の動詞の活用表で四段・上二・下二の未然形だけ見比べてください。

・四段活用未然形…a(ア)段
・上二段活用未然形…i(イ)段
・下二段活用未然形…e(エ)段

未然形接続の代表選手は打消の助動詞「ず」でしたね。
「ず」にくっつけると未然形がわかります。

・「ず」にくっつけると「a+ず」になる…四段活用
例:「走らず」…「走る」=ラ行四段活用。

・「ず」にくっつけると「i+ず」になる…上二段活用
例:「恥ぢず」…「恥づ」=ダ行上二段活用

・「ず」にくっつけると「e+ず」になる…下二段活用
例;「眺めず」…「眺む」=マ行下二段活用

この判断が使えるのは、上掲の「最低限おさえるべき動詞」を覚えたうえでのハナシです。それがあやふやだと、
「往なず」って、ナ行四段活用ですか?
「見ず」って、上二段活用ですか?
みたいなことになっていきます。

 書けば読める 読めば書ける
現代文と小論文の同時並行演習
 2ウェイ メソッド

 全国唯一
こんな講座をやっているのは、ココだけです。

 ココナラ初参戦記念、受講料50%オフ!
  全国限定5名でモニター生募集中!!

 ↓  ↓  ↓


  • B!